詰め物が取れてお困りの方へ
更新日時:2018/01/11
カテゴリ:ブログ
こんにちは。
ゆうき歯科です。

詰め物が取れてお困りの方へ

詰め物が取れる主な原因

つめ物・かぶせ物はセメントにより歯と合着されます。外れるということは、歯もしくはセメントに問題が起こったということです。 歯の問題というのは虫歯です。虫歯によって歯が溶けると、つめ物・かぶせ物が合わなくなってはずれます。

セメントの問題というのはセメントの寿命です。セメントは固まりきるまでに少し時間がかかります。どのような被せ物、詰め物でもはじめは外れやすいのありますが、セメントは老朽化するので徐々に溶けていきます。 つめ物・かぶせ物がはずれるまでセメントが老朽化するのにはある程度の時間がかかります。
つめ物・かぶせ物の材質・適合、当該歯の歯質の残り具合もあるので一概には言えませんが 2年以内にセメントの老朽化によって、つめ物・かぶせ物がはずれた場合は、噛み合わせの 悪い力が作用した(咬合性外傷)と考えられます。

詰め物・かぶせ物が外れてしまったら

虫歯などによって失われた歯質を補うための処置には、様々な方法があります。 例えば歯の表面の小さな部分でしたら、その場で光を当てて固めるプラスチックの詰め物を詰めます。 咬む面などで失われた部分が大きい場合には型取りをしてセラミックや銀の被せ物を作ります。 根っこの処置が必要なほど進行してしまった場合には、土台を立ててかぶせ物や差し歯を作ります。

これらの詰め物やかぶせ物は、どうしても年月が経過すると外れてしまう可能性が出てきます。 詰め物やかぶせ物が外れてしてしまった場合、虫歯になっていなければそのまま付け直すことが出来る可能性もありますので、 できるだけ早めにかかりつけの歯科医院を受診すると良いです。 ただし、外れてしまった原因は虫歯以外にもたくさんあるので原因を解決することが歯の寿命に関わってくるかと思います。

放置するとどうなるの?

詰め物やかぶせ物が外れたままの状態は、残った歯質がむき出しな上に、 残った歯は薄く脆い部分があるため、放置しておくと歯が欠けてしまったり、 虫歯になったり、最悪の場合は折れてしまうなどのため、外れたものをそのまま戻すことができなくなります。
また、欠けたり虫歯になってしまった場合は、外れたものを戻すことが出来ないだけでなく、 どんどん残った歯質が減っていってしまいますので、歯の状態によっては、最悪の場合は抜歯しなければならない可能性も出てきます。 もしご都合などで予約が先になってしまう場合は、詰め物・かぶせ物の取れてしまった部分で硬いものなどを噛まないように十分注意して下さい。

外れたものを持って早めの受診を

これらのように、外れた詰め物やかぶせ物をそのまま放置してしまうと、様々な悪影響が出てきます。 長期間放置してしまえば、歯を残すことが難しくなり、抜歯しなければならない場合もあります。 詰め物やかぶせ物が外れてしまったら、外れたものを持ってお早めに歯科医院を受診しましょう。