粘液嚢胞 について
更新日時:2021/05/21
カテゴリ:ブログ
吹田の歯医者の ゆうき歯科です。


 唇にできものができたので診て欲しいとのお問合せをよくいただきます。
状態を実際に拝見しないと細かいことは言えませんが 粘液嚢胞である場合が多いことでしょう。

■粘液嚢胞って?

唇の中にある小唾液腺という唾を作る組織が腫れる病気です。

水ぶくれの様な物ができる。

触れると唇の中にコロコロした球状のできものがある。

痛みやしびれが無い。

などの特徴があります.多くは2から3週間、1ヶ月程度で潰れて治ってしまいますが,再発を繰り返す物もあります.

治療方法

潰れて治ることもあるので,まずは経過観察をします.

2〜3週間たっても治らない物、再発を繰り返すもの、周囲が硬くなってしまったものは摘出をします。
粘液嚢胞は以前はメスにより外科的に切除が主な治療法でした。
当院ではレーザーによる外科手術も積極的に行っています。(患者さんの状態、嚢胞の再発の頻度等による)
メスを使うと切った個所を縫合しなくてはなりません。
細かい血管なども切るので、術後に内出血などを起こしてしまう場合があります。

レーザーで手術を行えば、出血がほとんどなく手術も行いやすい。

また術後の出血も少なく傷口を縫合する必要もないので、後日に抜糸に来てもらわなくてもいいのです。


ただ、レーザーの場合再発の恐れもあります。 再発を繰り返す場合は従来のメスによる外科的切除をお勧めしています。

いろんな治療法を提案させていただき、患者さんにとっての最善を考えながら真摯に治療に取り組んでいきます。