歯周病 について
更新日時:2019/04/15
カテゴリ:ブログ
JR吹田駅 歯医者 ゆうき歯科です。
歯周病が国民病と呼ばれている理由
日本人が歯周病にかかっている割合は非常に高く、吹田の歯科医院にも歯周病の症状を主訴に、ご来院される患者さまもたくさんいらっしゃいます。
虫歯に罹患する人は減ってきているのになぜ歯周病は、日本人の国民病と呼ばれるくらいたくさんの人が罹患するのか?
まず第一に歯周病が細菌感染症という点であり、風邪のように人から人に感染が広がることもあるということです。
歯周病は、歯茎や歯を支えている骨に炎症が起こる病です。
▽歯周病の重症度は色々
40歳以上の日本人の8割近くが歯周病に罹患しているというデータもあり、吹田の歯科に限定せず全国の歯医者には歯周病患者が治療を受けている事でしょう。

吹田の歯科にも歯肉炎という症状が現れて来院される方がいらっしゃいますが、この歯肉炎は歯周病の中でもわりと症状の軽い部類に入ります。
歯周病は初期の段階だと自覚する事が手を焼くので、防止や早期治療をお望みの方は、真っ先に吹田の歯科に健診がてら歯のクリーニングを受けてみてはどうでしょうか。
一方、歯周炎という症状で吹田の歯科にかかっている方もいらっしゃいますが、こちらはわりと重症度の高い歯周病といえます。
▽歯周病のきっかけは細菌
歯周病は、歯周病のきっかけとなる細菌に感染する事で発症します。
歯周病に好発年齢はありませんが、加齢とともに唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥し、歯周病菌が増えるのに適している環境へと変化していきます。
歯周病はサイレンディジーズとも言われ、ひどくなるまで自覚症状が少ないのが特徴です。
大切な歯を一本でも多く残すために、吹田の歯医者で早期発見してもらい治療、予防が大切です。

歯周病はお口の中だけの病気と思われがちですが、全身に様々な悪影響を及ぼすことが昨今わかってきました。
歯周病菌は毒素や炎症性物質を大量に放出します。こうした有害物質が血流に乗り、全身に流れ様々な全身疾患に関与することがわかっています。
脳梗塞
重度の歯周病がある場合は、歯周病のない人に比べて脳梗塞を発症する危険が高いことが報告されています。
誤際性肺炎
高齢者、特に寝たきりの方など体力が減弱している人は、嚥下機能も弱っているため、歯周病原菌などが肺に進入して肺炎を起こす危険が高くなることが報告されています。
細菌性心内膜炎
お口の中の歯周病原菌は組織に対して付着能力の高いものもあるため、心臓の弁やその周囲に感染して心膜炎を起こす危険が高くなることが報告されています。
狭心症・心筋梗塞
重度の歯周病のある人ほど狭心症や心筋梗塞などの冠状動脈硬化による心臓疾患になる危険が高くなることが報告されています。
低体重児出産
重度の歯周病に罹患しているお母さんは、健康なお母さんに比較して低体重児出産の可能性が高くなると報告されています。
糖尿病と歯周病
糖尿病はすい臓から分泌されるインスリンというホルモンの欠乏や不足により、高血糖状態が続くことで血管障害を起こす病気です。糖尿病患者は血中だけでなく唾液の糖分濃度も高くなり、原因菌の繁殖が助長されます。繁殖した歯周病菌は体内に入って血糖値をコントロールするインスリンの働きを阻害するという悪循環を起こすのです。定期的に吹田の歯科医院で口腔診査を受けることをお勧めします。