歯ブラシ やわらかめ について
更新日時:2019/02/12
カテゴリ:ブログ
JR吹田駅 歯医者 ゆうき歯科です。
皆様は歯ブラシを購入する際、どのように選んでいますでしょうか。
市販の歯ブラシにはパッケージに「かため」「ふつう」「やわらかめ」と記載されています。「ふつう」を選ばれる方が多いのではないでしょうか。
基本的には"ふつう"をオススメしますが、歯ぐきが炎症を起こしていて歯ブラシの毛先が当たると痛いという方は"やわらかめ"を使いましょう。ただし、"やわらかめ"は毛先のコシが弱いため汚れが取れにくいので、いつもより時間をかけてみがくようにしてください。汚れがよく取れるから"かため"が好きという方は、みがく強さに注意してください。かための歯ブラシの場合、強い力で磨くと歯質が削れてしまいます。
1.歯ブラシの固さ区分について
歯ブラシの固さの区分はどうしているの?
歯ブラシの固さは「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3種類でパッケージに表記されています。
2.「やわらかめ」「かため」歯ブラシの効果と比較
2-1.「やわらかめ」「かため」はどうやって選ぶ?
では、「ふつう」の歯ブラシよりも「かため」「やわらかめ」が良いというのは、自己判断で決めて使用して良いものでしょうか?
ゴシゴシ磨かないと磨いた気がしないから「かため」、を使用しているというような、好みだけで判断して購入すると、歯面や歯ぐきに影響を及ぼすことがありえます。
2-2.固さ表示「かため」の歯ブラシを選ぶと…
昔は「かため」歯ブラシで磨く方が、歯ぐきのマッサージ効果が生まれ、歯ぐきを引き締めて強くなると言われていました。
しかし現在では、「かため」の歯ブラシは歯磨き圧が強すぎると逆に歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるとされています。
また、長期間歯磨き圧が強いまま日々の歯磨きを続けていることによって、歯ぐきを退縮させてしまい、知覚過敏になったりする方もいらっしゃいます。
ですので、歯磨き圧の強い方には「かため」はお勧めできない固さと言われています。
3-1.歯ぐきへの強い圧力を抑制する
歯磨き圧が強すぎる人は、毛先で歯ぐきを傷つけてしまいがちです。
また、刺激が長期間に及ぶと歯ぐきを退縮させてしまい、歯根部が露出して「知覚過敏」の原因にもなります。
歯みがきをゴシゴシと強くしてしまうクセのある人は、毛先のやわらかい歯ブラシに切り替えることをお勧めします。
3-2.歯周病に罹患している人
歯肉炎などの歯周病を抱えている人は、歯ぐきが炎症し腫れていたり患部から出血することがあります。
そこに強い圧力で歯磨きすると更に症状が悪化することもあります。
症状が改善するまでは「やわらかめ」の歯ブラシで力を弱めて、やさしく歯磨きするのが効果的です。
3-3.歯磨きの回数が多い人
歯磨きをこまめに行うことは悪いことではありません。しかし回数が多ければ、それだけ歯面や歯ぐきは毛先の刺激を頻繁に受けることになります。
そこで、こまめに歯磨きをする習慣のある人は、「やわらかめ」の歯ブラシを使い、毛先の刺激を軽減するほうが良いでしょう。
清掃効果が気になる人は、普段は「やわらかめ」を使用し、寝る前の歯みがきを「ふつう」の固さで入念に行うなど、使い分ける工夫も良いと思います。歯ブラシの当て方は、毛先を歯の根元に向かって45°の角度に当て、毛先を歯ぐきに少し入れ込むようにします。そして、毛先が潰れないくらいの優しい力で小刻みに動かします。
ゴシゴシ強くみがいてしまうと歯の根元の軟らかい歯質が削れてしまい、冷たい物がしみる原因になるので注意してください。また、「キレイにしよう」と思わず力を入れてしまいがちですが、実はゴシゴシ強くみがくよりも、優しい力でみがく方が汚れがよくとれるのです。歯みがきは優しくみがくのがポイントです。「歯みがきをすると歯ぐきから出血する!」こんな症状はありませんか?出血する部分は普段から汚れが残りやすく、歯ぐきが炎症を起こしている状態です。
みがいた時に痛みがなければ気にせずに念入りに歯みがきを続けましょう。1,2週間程で歯ぐきが引き締まり、出血もおさまってきます。
まとめ
歯ブラシの固さ選びは、自分の好みで選ぶという人が多いと思います。
しかし好みで選ぶと、結果的に間違った選び方をしてしまうということもあり得ます。
「やわらかめ」の歯ブラシは、そのネーミングから清掃力が弱そうだと選ばれないかもしれませんが、口腔内の状態によっては良い効果を発揮する固さでもあります。
自分にどの歯ブラシが一番合うのかというのは見極めるのは難しいと思いますので、その場合は歯科医院で相談してみて下さい。
皆様は歯ブラシを購入する際、どのように選んでいますでしょうか。
市販の歯ブラシにはパッケージに「かため」「ふつう」「やわらかめ」と記載されています。「ふつう」を選ばれる方が多いのではないでしょうか。
基本的には"ふつう"をオススメしますが、歯ぐきが炎症を起こしていて歯ブラシの毛先が当たると痛いという方は"やわらかめ"を使いましょう。ただし、"やわらかめ"は毛先のコシが弱いため汚れが取れにくいので、いつもより時間をかけてみがくようにしてください。汚れがよく取れるから"かため"が好きという方は、みがく強さに注意してください。かための歯ブラシの場合、強い力で磨くと歯質が削れてしまいます。
1.歯ブラシの固さ区分について
歯ブラシの固さの区分はどうしているの?
歯ブラシの固さは「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3種類でパッケージに表記されています。
2.「やわらかめ」「かため」歯ブラシの効果と比較
2-1.「やわらかめ」「かため」はどうやって選ぶ?
では、「ふつう」の歯ブラシよりも「かため」「やわらかめ」が良いというのは、自己判断で決めて使用して良いものでしょうか?
ゴシゴシ磨かないと磨いた気がしないから「かため」、を使用しているというような、好みだけで判断して購入すると、歯面や歯ぐきに影響を及ぼすことがありえます。
2-2.固さ表示「かため」の歯ブラシを選ぶと…
昔は「かため」歯ブラシで磨く方が、歯ぐきのマッサージ効果が生まれ、歯ぐきを引き締めて強くなると言われていました。
しかし現在では、「かため」の歯ブラシは歯磨き圧が強すぎると逆に歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるとされています。
また、長期間歯磨き圧が強いまま日々の歯磨きを続けていることによって、歯ぐきを退縮させてしまい、知覚過敏になったりする方もいらっしゃいます。
ですので、歯磨き圧の強い方には「かため」はお勧めできない固さと言われています。
3-1.歯ぐきへの強い圧力を抑制する
歯磨き圧が強すぎる人は、毛先で歯ぐきを傷つけてしまいがちです。
また、刺激が長期間に及ぶと歯ぐきを退縮させてしまい、歯根部が露出して「知覚過敏」の原因にもなります。
歯みがきをゴシゴシと強くしてしまうクセのある人は、毛先のやわらかい歯ブラシに切り替えることをお勧めします。
3-2.歯周病に罹患している人
歯肉炎などの歯周病を抱えている人は、歯ぐきが炎症し腫れていたり患部から出血することがあります。
そこに強い圧力で歯磨きすると更に症状が悪化することもあります。
症状が改善するまでは「やわらかめ」の歯ブラシで力を弱めて、やさしく歯磨きするのが効果的です。
3-3.歯磨きの回数が多い人
歯磨きをこまめに行うことは悪いことではありません。しかし回数が多ければ、それだけ歯面や歯ぐきは毛先の刺激を頻繁に受けることになります。
そこで、こまめに歯磨きをする習慣のある人は、「やわらかめ」の歯ブラシを使い、毛先の刺激を軽減するほうが良いでしょう。
清掃効果が気になる人は、普段は「やわらかめ」を使用し、寝る前の歯みがきを「ふつう」の固さで入念に行うなど、使い分ける工夫も良いと思います。歯ブラシの当て方は、毛先を歯の根元に向かって45°の角度に当て、毛先を歯ぐきに少し入れ込むようにします。そして、毛先が潰れないくらいの優しい力で小刻みに動かします。
ゴシゴシ強くみがいてしまうと歯の根元の軟らかい歯質が削れてしまい、冷たい物がしみる原因になるので注意してください。また、「キレイにしよう」と思わず力を入れてしまいがちですが、実はゴシゴシ強くみがくよりも、優しい力でみがく方が汚れがよくとれるのです。歯みがきは優しくみがくのがポイントです。「歯みがきをすると歯ぐきから出血する!」こんな症状はありませんか?出血する部分は普段から汚れが残りやすく、歯ぐきが炎症を起こしている状態です。
みがいた時に痛みがなければ気にせずに念入りに歯みがきを続けましょう。1,2週間程で歯ぐきが引き締まり、出血もおさまってきます。
まとめ
歯ブラシの固さ選びは、自分の好みで選ぶという人が多いと思います。
しかし好みで選ぶと、結果的に間違った選び方をしてしまうということもあり得ます。
「やわらかめ」の歯ブラシは、そのネーミングから清掃力が弱そうだと選ばれないかもしれませんが、口腔内の状態によっては良い効果を発揮する固さでもあります。
自分にどの歯ブラシが一番合うのかというのは見極めるのは難しいと思いますので、その場合は歯科医院で相談してみて下さい。