舌にほくろ?
更新日時:2017/12/16
カテゴリ:ブログ
こんにちは。
JR吹田駅東改札北出口すぐの歯医者 ゆうき歯科です。
今回は 舌にほくろ? についてです。

舌に黒いほくろのような物が? 驚かれるかと思いますが舌にほくろができることもあります。ほくろはメラニン色素のなので口の中の粘膜にもほくろができることはあります。口の中のほくろは中高年以降で多く見られ、粘膜に炎症が起こった後に色素の沈着が起こりやすいとされており、喫煙が関係しているとも言われています。
また、ほくろと間違えやすい物として、血豆があります。これは歯科治療のため麻酔が効いている時に誤って噛んでしまったり傷つけてしまった場合に比較的よくできやすい物です。しかし、血豆の場合はできたとしても数日中には消えて無くなることがほとんどです。
また、他に舌にほくろのような物ができる原因としては、血管腫があります。これは赤や黒の膨らみとして現れ、生まれつきある場合もあります。大きくなることもありますが、消えてなくなることもあります。また、血管腫の場合は、押すと色が無色になるのが特徴的です。
非常にレアなケースではほくろだと思っていたらメラノーマ(悪性黒色腫)だった、ということもあります。ただし、この場合は、急激に大きくなる、色が濃くなったり変色したりする、形が円形でなくいびつである、出血したり痛み、痒みなどがある、など異常な所見が現れますので鑑別がつきやすいです。
お口の中をじっくり見ることはあまりないかもしれませんが、時々は舌の状態もチェックしてみましょう。